2 戦国堺をのぞいてみると 

戦国堺の街
幅155メートルの巨大壁画「浪漫やさかい」

『日本全国において、この堺の市ほど安全な場所はなく、他の国々にどれだけ騒乱が起きようとも、当地においては皆無である。敗者も勝者も当市に宿れば皆平和に暮らし、互いによく和合して何びとも他者に害を加えない。街路では決して騒ぎが起こらず、むしろ諸人は街路で互いに大いに親愛の情と礼節をもって話すので、敵味方の区別がつかない。これは、すべての街路に門と門番がいて、いかなる紛争に際しても門を閉じ、騒ぎを起こす者は犯人もその他の(関係)者も捕らわれて皆罰せられることによるのかも知れない。だか、もし敵同士が市の囲いの外にいる場合は全く別の方法で対するのであり、たとえ一投石を超えぬ距離であっても、彼らは相手を殺そうとする。市自体がいとも強固であり、その西側は海に、また東側は常に満々と水をたたえる深い堀によって囲まれている。』

1562年ガスパル・ヴィレラ師が日本の堺の市より、イエズス会の司祭および修道士にしたためた書簡

「グラフさかい」第38巻より 石原正氏が描いた1570年堺環濠都市鳥瞰図
唐物屋(輸入品販売)の店舗とその裏の蔵

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